@@ -221,7 +221,7 @@ Note:
221
221
特別な場合: "cw" と "cW" は、カーソルが単語の上にあるとき、単語のあとにつづく
222
222
空白を含めず、単語の末尾までを変更する("ce" と "cE"と同じ働きをする)。これは
223
223
Vimが "cw" を単語の変更(change-word)として解釈し、また「単語」にはあとに続く空
224
- 白は含まれないからである。 {Vi: あとに空白が続く空白上での"cw" は、最初の空白
224
+ 白は含まれないからである。 {Vi: あとに空白が続く空白上での "cw" は、最初の空白
225
225
のみを変更する。これは多分バグである。"dw" は全ての空白を削除するからだ。とに
226
226
かく、Vi風に動作させるときには 'cpoptions' にフラグ 'w' を含めること}
227
227
@@ -494,11 +494,11 @@ Cのプログラムを整形する "indent" (ただし、フィルタ機能を
494
494
われる。Unixでは'shellredir' がオフのとき、可能ならばパ
495
495
イプが使われる。
496
496
'cpoptions' に'R'フラグが含まれるとき、フィルタ処理され
497
- た行のマークは削除されます 。| :keepmarks | コマンドを使う
498
- と削除されません 。例: >
497
+ た行のマークは削除される 。| :keepmarksa | コマンドを使う
498
+ と削除されない 。例: >
499
499
:keepmarks '<,'>!sort
500
500
< フィルタ処理のあと行数が少なくなっていた場合、すでにな
501
- い行を指しているマークは削除されます 。
501
+ い行を指しているマークは削除される 。
502
502
503
503
*=*
504
504
={motion} {motion} の行を、オプション 'equalprg' で指定された外
@@ -518,18 +518,18 @@ Cのプログラムを整形する "indent" (ただし、フィルタ機能を
518
518
519
519
520
520
*tempfile* *setuid*
521
- フィルタリング、diff の生成、tempname() などを行うときには、一時ファイルが作
522
- 成されます 。Unix ではこのファイルはプライベートな(自分だけがアクセスできる)
523
- ディレクトリに置かれます 。セキュリティ上の問題(symlink attack や他の人があな
524
- たのファイルを読むなど)を避けるためです 。Vim が終了するとき、そのディレクト
525
- リと中にあるファイルは自動的に削除されます 。Vim に setuid ビットが立っている
526
- とこれが問題を引き起こすことがあります 。一時ファイルは setuid されたユーザー
527
- が所有するのに対し、フィルタコマンドは元のユーザーとして動作するためです 。
528
- MS-DOS と OS/2 では、以下のディレクトリのうち最初に利用可能なものが使われま
529
- す: $TMP, $TEMP, c:\TMP, c:\TEMP.
521
+ フィルタリング、diff の生成、tempname() などを行うときには、一時ファイルが作成
522
+ される 。Unix ではこのファイルはプライベートな (自分だけがアクセスできる) ディ
523
+ レクトリに置かれる 。セキュリティ上の問題 (symlink attack や他の人があなたのファ
524
+ イルを読むなど) を避けるためである 。Vim が終了するとき、そのディレクトリと中に
525
+ あるファイルは自動的に削除される 。Vim に setuid ビットが立っているとこれが問題
526
+ を引き起こすことがある 。一時ファイルは setuid されたユーザーが所有するのに対
527
+ し、フィルタコマンドは元のユーザーとして動作するためである 。
528
+ MS-DOS と OS/2 では、以下のディレクトリのうち最初に利用可能なものが使われる:
529
+ $TMP, $TEMP, c:\TMP, c:\TEMP。
530
530
Unix におけるディレクトリのリストは: $TMPDIR, /tmp, current-dir, $HOME。
531
- MS-Windows ではシステム関数 GetTempFileName() が使われます 。
532
- 他のシステムではライブラリ関数 tmpnam() が使われます 。
531
+ MS-Windows ではシステム関数 GetTempFileName() が使われる 。
532
+ 他のシステムではライブラリ関数 tmpnam() が使われる 。
533
533
534
534
535
535
@@ -587,7 +587,8 @@ g& ":%s//~/&" と同義 (全ての行に対し、同じフラグで最後の
587
587
*:s_flags*
588
588
置換コマンドで使えるフラグ:
589
589
590
- [&] 先頭に指定しなければならない。前回の置換コマンドと同じフラグを使う。例: >
590
+ [&] 先頭に指定しなければならない。前回の置換コマンドと同じフラグを使う。
591
+ 例: >
591
592
:&&
592
593
:s/this/that/&
593
594
< Note コマンド ":s" と ":&" では、前回と同じフラグは使われない。
@@ -636,16 +637,16 @@ g& ":%s//~/&" と同義 (全ての行に対し、同じフラグで最後の
636
637
'smartcase' は使われない。
637
638
{Vi にはない}
638
639
639
- [n] マッチの個数を表示し、実際には置換を行わない。フラグ[c]は無視される。
640
- 'report' が0のときと同じようにマッチが表示される 。
640
+ [n] マッチの個数を表示し、実際には置換を行わない。フラグ [c] は無視される。
641
+ 'report' が 0 のときと同じようにマッチが表示される 。
641
642
何個あるか調べるときに便利。| count-items |
642
643
643
644
[p] 最後に置換を行った行を表示する。
644
645
{Vi にはない}
645
646
646
- [#] [p]と同様。行番号をつける。
647
+ [#] [p] と同様。行番号をつける。
647
648
648
- [l] [p]と同様だが、| :list | のように表示する。
649
+ [l] [p] と同様だが、| :list | のように表示する。
649
650
650
651
[r] 引数のない ":&" か ":s" との連携でのみ有効。":&r" は ":~" と同様に動作
651
652
する。検索パターンが空のとき、最後の置換コマンドや ":global" でのパター
@@ -690,20 +691,18 @@ Viとの互換性のため、これら2つの例外が許される。
690
691
場合に有益である。例 >
691
692
:s+/+//+
692
693
693
- パターンの定義については | pattern | を参照。矩形ビジュアルモードで、置換をそ
694
- の領域内だけで行いたい場合は 、パターンに | /\%V | を含めます。これを使わない場
695
- 合は、置換はつねに行全体に対して行われます 。
694
+ パターンの定義については | pattern | を参照。矩形ビジュアルモードで、置換をその
695
+ 領域内だけで行いたい場合は 、パターンに | /\%V | を含める。これを使わない場合は、
696
+ 置換はつねに行全体に対して行われる 。
696
697
697
698
*sub-replace-special* *:s\=*
698
- {string} が"\="で始まるときは、それは式として評価されます。
699
- | sub-replace-expression | を参照してください。複雑な置換や特殊な文字を使うことが
700
- できます。
701
-
702
- そうでなければ、これらの文字が{string} のなかで特別な意味を持ちます:
699
+ {string} が "\=" で始まるときは、それは式として評価される。
700
+ | sub-replace-expression | を参照のこと。複雑な置換や特殊な文字を使うことができ
701
+ る。そうでなければ、{string} の中のこれらの文字は特別な意味を持つ:
703
702
704
703
*:s%*
705
- 'cpoptions' に '/'が含まれている場合、{string} が "%"に等しいならば前の置換コマン
706
- ドの {string} が使われます 。| cpo-/ | 参照
704
+ 'cpoptions' に '/' が含まれている場合、{string} が "%" に等しいならば前の置換
705
+ コマンドの {string} が使われる 。| cpo-/ | 参照
707
706
708
707
magic nomagic 作用 ~
709
708
& \& マッチしたパターン全体に置き換わる *s/\&*
@@ -734,13 +733,12 @@ Viとの互換性のため、これら2つの例外が許される。
734
733
\\ '\' の挿入 *s/\\*
735
734
\x ('x' は上で説明されていない文字) 将来の拡張用に予約済み
736
735
737
- 特別な意味は | substitute() | の 第三引数 {sub} でも使えますがいくつか例外があり
738
- ます:
739
- - % は 'cpoptions' に関係なくパーセント文字を挿入します。
740
- - 'magic' に関係なく magic は常にオンです。
741
- - ~ はチルダをそのまま挿入します。
742
- - <CR> と \r はキャリッジリターン (CTRL-M ) を挿入します。
743
- - \<CR> は特別な意味を持ちません。単に \x の一種として扱われます。
736
+ 特別な意味は | substitute() | の 第三引数 {sub} でも使えるがいくつか例外がある:
737
+ - % は 'cpoptions' に関係なくパーセント文字を挿入する。
738
+ - 'magic' に関係なく magic は常にオンである。
739
+ - ~ はチルダをそのまま挿入する。
740
+ - <CR> と \r はキャリッジリターン (CTRL-M ) を挿入する。
741
+ - \<CR> は特別な意味を持たない。単に \x の一種として扱われる。
744
742
745
743
例: >
746
744
:s/a\|b/xxx\0xxx/g "a b" を "xxxaxxx xxxbxxx" に置換
@@ -773,9 +771,9 @@ NOTE: 以前のバージョンでは CTRL-V が特別に扱われていた。こ
773
771
式で置換する *sub-replace-expression*
774
772
*sub-replace-\=*
775
773
776
- 置換文字列が "\=" で始まるとき、それ以降の文字列は式として解釈されます。これは
777
- 再帰的に機能しません 。その式の中での | substitute() | では置換文字列に"\="を使う
778
- ことはできません 。
774
+ 置換文字列が "\=" で始まるとき、それ以降の文字列は式として解釈される。これは再
775
+ 帰的に機能しない 。その式の中での | substitute() | では置換文字列に "\=" を使うこ
776
+ とはできない 。
779
777
780
778
"<CR> " 以外の文字の特別な意味 | sub-replace-special | は無効になる。<NL> 文字は
781
779
改行として使われるのでダブルクォート文字列 "\n" で改行を入れることができる。
@@ -803,7 +801,7 @@ NOTE: 以前のバージョンでは CTRL-V が特別に扱われていた。こ
803
801
こうすると置換を行った行の下に、環境変数 $HOME の値を含む新しい行が挿入される。 >
804
802
805
803
s/E/\="\<Char-0x20ac>"/g
806
- これは文字'E'をユーロ記号で置換する。詳しくは| <Char-> | を参照。
804
+ これは文字 'E' をユーロ記号で置換する。詳しくは | <Char-> | を参照。
807
805
808
806
809
807
4.3 検索と置換 *search-replace*
@@ -932,11 +930,11 @@ NOTE: 以前のバージョンでは CTRL-V が特別に扱われていた。こ
932
930
{Vi にはない}
933
931
もしあなたがスクロールホイールを持っていて意図せずにテ
934
932
キストを貼り付けてしまうのなら、次のマッピングでマウス
935
- の真ん中のボタンを無効化できます 。 >
933
+ の真ん中のボタンを無効化できる 。 >
936
934
:map <MiddleMouse> <Nop>
937
935
:imap <MiddleMouse> <Nop>
938
- < 複数クリックも無効にしたいなら| double-click | も参照して
939
- ください 。
936
+ < 複数クリックも無効にしたいなら | double-click | も参照のこ
937
+ と 。
940
938
941
939
*gp*
942
940
["x]gp "p" と似ているが、カーソルは挿入したテキストの直後に置
@@ -963,7 +961,7 @@ NOTE: 以前のバージョンでは CTRL-V が特別に扱われていた。こ
963
961
ンド ":dis =" で見ることができる。
964
962
965
963
:[line] pu[t]! [x] [line] 行目 (省略時は現在行) の前にテキストを [レジス
966
- タ x から] コピーする.
964
+ タ x から] コピーする。
967
965
968
966
["x]]p または *]p* *]<MiddleMouse>*
969
967
["x]]<MiddleMouse> "p" と似ているが、現在行に合わせてインデントが調整され
@@ -1251,10 +1249,10 @@ gww "gw"と同様にして現在行を整形する。 {Vi にはない}
1251
1249
ソルは整形された最初の行に移動する。
1252
1250
1253
1251
カーソルのある位置の段落をフォーマットし、その位置からさらに編集を再開するには
1254
- こうします 。 >
1252
+ こうする 。 >
1255
1253
gwap
1256
- いつも段落をフォーマットしておきたいなら'formatoptions' に 'a'フラグを追加してく
1257
- ださい 。| auto-format | も参照してください 。
1254
+ いつも段落をフォーマットしておきたいなら 'formatoptions' に 'a' フラグを追加す
1255
+ ればよい 。| auto-format | も参照のこと 。
1258
1256
1259
1257
オプション 'autoindent' がオンのとき、Vimは最初の行のインデントを続く行に対し
1260
1258
て適用する。
@@ -1264,7 +1262,7 @@ gww "gw"と同様にして現在行を整形する。 {Vi にはない}
1264
1262
1265
1263
オプション 'joinspaces' は、行が連結されるときに使われる。
1266
1264
1267
- オプション'formatexpr' でテキストの整形に使うexpressionを設定したり、
1265
+ オプション 'formatexpr' でテキストの整形に使うexpressionを設定したり、
1268
1266
'formatprg' で外部プログラムの名前を設定することができる。
1269
1267
外部プログラムによる整形処理には、'textwidth' や他のオプションは何の影響も与え
1270
1268
ない。
@@ -1361,8 +1359,8 @@ Vimは特殊な方法で自動的にコメントを挿入・整形できる。Vi
1361
1359
ち込む必要はない。
1362
1360
1363
1361
中間部分がマッチしたとき、終了部分もマッチしていてそちらの方が長い場合は、終了
1364
- 部分がつかわれます 。これによって C スタイルコメントが中間部分の末尾にスペース
1365
- を付けなくても機能するようになります 。
1362
+ 部分が使われる 。これによって C スタイルコメントが中間部分の末尾にスペースを付
1363
+ けなくても機能するようになる 。
1366
1364
1367
1365
桁揃えフラグを使ってコメントを目立たせる例を示す。'comments' が次のようになっ
1368
1366
ている場合: >
@@ -1380,15 +1378,15 @@ Vimは特殊な方法で自動的にコメントを挿入・整形できる。Vi
1380
1378
3部コメントについて、より細かいことをいくつか説明する。桁揃えフラグとオフセッ
1381
1379
トフラグが考慮される箇所は、次の3箇所ある。コメント開始行のあとの新規行を開く
1382
1380
とき、コメント終了行の前の新規行を開くとき、自動的にコメントを終了させるとき
1383
- である。終了部分の桁揃えフラグは、上の行を参照する。これによって、"s" と"e"
1381
+ である。終了部分の桁揃えフラグは、上の行を参照する。これによって、"s" と "e"
1384
1382
に同じ桁揃えフラグを指定したとき、開始部分と終了部分のインデント量が同じにな
1385
1383
る。コメントの部分ごとに1個だけの桁揃えが使われるようになっている。しかし、
1386
1384
オフセットの数は "r" と "l" フラグより優先する。
1387
1385
1388
1386
'cindent' をオンにしていると、多くの場合、桁揃えフラグより優先される。
1389
1387
| gq | や | = | を使って再インデントするときも、桁揃えフラグは適用されない。同じ
1390
1388
挙動を定義するには、それらのコマンドのオプションを使う。一つの考えとしては、
1391
- 'cindent' に文脈に応じてコメントをインデントさせるオプションを追加することで
1389
+ 'cindent' に文脈に応じてコメントをインデントさせるオプションを追加することで
1392
1390
あるが、3部コメントの桁揃えを模倣することはほとんどできない。しかし
1393
1391
'indentexpr' は3部コメントをもっとうまく扱える可能性を持つ。
1394
1392
@@ -1432,7 +1430,7 @@ n テキストの整形時、番号付きリストを認識する。これは実
1432
1430
'formatlistpat' を使う。それゆえ、どんな種類のリストでも処理できる。
1433
1431
数字の後のテキストのインデントが次の行に使われる。数字の後に '.', ':',
1434
1432
')', ']' や '}' が付いてもよい。 オプション 'autoindent' がオンでなけ
1435
- ればならないことに注意。"2"と一緒には機能しません 。例: >
1433
+ ればならないことに注意。"2"と一緒には機能しない 。例: >
1436
1434
1. 一つ目の項目
1437
1435
折り返し
1438
1436
2. 二つ目の項目
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